先生愛!



「なっ…何でそんな笑うんですか?!」


お腹を抱えながら息も絶え絶えに,

「だって…トイレに歩いていっただけで…リハビリって胸張って言うんだから…そりゃあ,面白いよ!!ハハハ…」

そう言って笑い続けた。


何だか恥ずかしくなってきた。


笑われた恥ずかしさと,悔しさ,先生の可愛い笑い顔を見たために起こった胸の動悸,全てが体の中で交差し合う。




明日はっ…もっと歩いてやるっ…!!!

あまりにも笑われすぎて,悔しくなって決意した。







ぷぅっ,と膨れっ面の私を見て先生は,

「顔が赤いぞ?熱でもあるのかな…」


と言って,手を私のおでこに当てた。


熱は確かにずっと37℃台だけど,この赤さは,あなたのせいだよ。


そんなことされたら,余計に赤くなっちゃう。







体温,心拍数共に急上昇中。




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