先生愛!
待って…
待って…!!
それだけ…?
いつも,椅子に座って,溜め息をつくじゃない…
ねぇ,先生…
先生に報告するために,今日は…リハビリ頑張ったんだよ…?
なのに…すぐ帰っちゃうなんて…
きっと気を遣ってくれたんだ。
でも,気なんか遣わなくていい。
先生と居たいのに…
ずっと一緒にいて
ずっと話していたいのは
先生なのに…
あの,先生の背中が忘れられなかった。
「ねぇ…忍。今日はありがと。もう,今日は…帰って…。」
下を向いたまま,言った。
「…なんだよ…いきなり…。分かった,帰るよ。」
そう言って,最後の最後までぶっきらぼうに帰っていった。