先生愛!
まずは担任の所に,報告に行った。
職員室は2階だから,何とか頑張って階段を上った。
手すりにしがみついて,1段1段少しずつ上った。
職員室にノックをして入った。
「先生,おはようございます。」
担任はゆっくりとこちらに向くやいなや,口をあんぐり。
「ひっ…柊!!お前…大丈夫なのか?!」
「はい…。まだ痛みますが…」
と苦笑いしながら答えた。
「傷口,見ます?」
そういってスカートをまくしあげた。
太ももの内側を切ったから,半ズボンは擦れて痛くてはけないので,短いスパッツを履いていた。
「うわっ!そんなに切ったのかあ!!…そりゃあ痛いわなあ!!」
そういって先生は目を白黒させた。
何せ生々しい17cmもの傷をいきなり見せられたから。
周りの先生もどよめいている。