先生愛!
急に、目の前が真っ暗になった。
私の前に、先生が立ちはだかっている。
それに、それだけじゃない。
私の背に、先生の手が回っている。
先生の鼓動が、私の身体を伝っている。
先生は、きつく、強く、抱きしめていた。
「先生……?」
私は、先生をそっと、見上げた。
「何で……泣いてんだよ…そうゆうの…反則な…?」
あまりの急展開に,理解できない。
「先生……どうしたんですか…?」
冷静じゃないけど,冷静に尋ねる。
先生の鼓動に呼応して、私の鼓動のリズムは更に速まる。
そして、暴れだす。
強くリズムを打ち鳴らす。