先生愛!



重~い気持ちで学校到着。



「おはよ~!!しおり…何か暗いねえ~」


手で私の邪気を払いのけながら挨拶してくる美沙。



「あっ美沙…おはあ~」



ふぁ~と欠伸をしながら席につく。







「元気ないね。もしかして!!足の結果悪かったの!?」

心配そうに机の前まで回り込んできて
私の顔をのぞき込んでくる美沙。


「いやいや…結果はまだなんだ…。ただ,明日さあ…。」


ほれほれっ,と背面黒板を指差す。


「明日全校清掃会。この私めが色々企画しなくちゃなんなくってさ~…
さっきからでるのは欠伸やため息ばっか…。昨日も寝てないんだあ。」

そういうとまた,ふぁ~と伸びをした。

「お疲れ様っす!!施設委員長!!」


「全くねえ~何で私が施設委員長なんか…。しかも副委員長の小早川なんか全然役立たないしっ!!」







施設委員に立候補したのは,体育委員になりたくなかったから。
何も仕事してなかったら当たりやすいし!!
荒井と絡む機会増すとかマジごめんだもんね!!


そしたら,1回目の施設委員会で…







「ジャンケンで委員長決めまぁ~っす!」


なんて担当の生徒会の子が言い出したから…。
ジャンケンになっちゃった。


しかもジャンケンに超弱い私は

1発負け。







何であん時グーだしたかなあ…

暇さえあれば未だに後悔する。

大体私以外1発目からみんなパーとか
絶対はめられたよな~



とか思ったり。

< 34 / 274 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop