先生愛!
重~い気持ちで学校到着。
「おはよ~!!しおり…何か暗いねえ~」
手で私の邪気を払いのけながら挨拶してくる美沙。
「あっ美沙…おはあ~」
ふぁ~と欠伸をしながら席につく。
「元気ないね。もしかして!!足の結果悪かったの!?」
心配そうに机の前まで回り込んできて
私の顔をのぞき込んでくる美沙。
「いやいや…結果はまだなんだ…。ただ,明日さあ…。」
ほれほれっ,と背面黒板を指差す。
「明日全校清掃会。この私めが色々企画しなくちゃなんなくってさ~…
さっきからでるのは欠伸やため息ばっか…。昨日も寝てないんだあ。」
そういうとまた,ふぁ~と伸びをした。
「お疲れ様っす!!施設委員長!!」
「全くねえ~何で私が施設委員長なんか…。しかも副委員長の小早川なんか全然役立たないしっ!!」
施設委員に立候補したのは,体育委員になりたくなかったから。
何も仕事してなかったら当たりやすいし!!
荒井と絡む機会増すとかマジごめんだもんね!!
そしたら,1回目の施設委員会で…
「ジャンケンで委員長決めまぁ~っす!」
なんて担当の生徒会の子が言い出したから…。
ジャンケンになっちゃった。
しかもジャンケンに超弱い私は
1発負け。
何であん時グーだしたかなあ…
暇さえあれば未だに後悔する。
大体私以外1発目からみんなパーとか
絶対はめられたよな~
とか思ったり。