先生愛!
「SHR始めるぞ―っ!」
担任が入ってきた。
佐藤俊介(32),私の担任。
何でも話せる頼れる担任。
去年からお世話になっている。
「美砂,ありがとっ。もう大丈夫だから。席に座っていいよ。」
涙を拭いて笑った。
今度は作り笑いなんかじゃない,
心からの笑顔で。
「そっか。良かった。無理しちゃだめだよ?いつでも言ってね。」
私の頭をポンとたたいて美砂は自分の席の所にいった。
美沙のたたいたあとが暖かかった。
いつも,ポンポンってしてくれる。
そのおかげで,いつも,とっても安心するんだ…
朝のSHRの終わり際に,担任が
「柊―!!放課後,職員室にくるように。」
とだけいい残して,教室をでていった。
何だろ……?