先生愛!



「SHR始めるぞ―っ!」






担任が入ってきた。

佐藤俊介(32),私の担任。
何でも話せる頼れる担任。
去年からお世話になっている。




「美砂,ありがとっ。もう大丈夫だから。席に座っていいよ。」
涙を拭いて笑った。
今度は作り笑いなんかじゃない,
心からの笑顔で。




「そっか。良かった。無理しちゃだめだよ?いつでも言ってね。」


私の頭をポンとたたいて美砂は自分の席の所にいった。


美沙のたたいたあとが暖かかった。
いつも,ポンポンってしてくれる。
そのおかげで,いつも,とっても安心するんだ…







朝のSHRの終わり際に,担任が


「柊―!!放課後,職員室にくるように。」

とだけいい残して,教室をでていった。






何だろ……?



< 47 / 274 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop