先生愛!
波乱の手術!?
「柊さ~ん,おはようございま~す。カーテン開けますよ~血圧と,体温計りますね~。」
「あっ…おはようございます…」
私が目をこしこししている間に,
ガラガラッとカーテンを開けて,端に束ねて看護士さんがやってきた。
最近は超ハイテク。
患者の体調チェックから,手術の日取りなど,カルテ,全部,パソコン。
パソコン苦手な私には,絶対無理だなあ。
そのパソコンが乗ったカートみたいなのをゴロゴロ押してやってくる。
カートの引き出しの中には血圧計とか色々入ってるみたい。
「じゃあ手,楽にして下さ~い。」
左腕に血圧計を付けられ,看護士さんが血圧計のポンプをシュポシュポする。
一方で右腕には体温計。
「はい,いいですよ。血圧も正常ですね,体温の方は…
ピピピピッ
丁度体温計がなったので,看護士さんに渡した。
「36.8℃かあ…ちょっと高めだね,暑い?」
「はい…少し…」
夏なのに,がっつり布団をかぶっていた私は,汗をかいている位だった。
「昨日は良く眠れましたか?」
「まあ…はい…」
実際は,慣れない環境と,緊張,に加えて向かい側のおばさんの歯ぎしりの音で全然寝てない。