ハレルヤ




その時、


「んあ~。」


英也が伸びながら呻いた。





あたし達はわざとらしく
違う方を向いて黙り込んだ。





なぜか笑いが込み上げてきて、あたしは雑誌を読んでるフリをして下を向いていた。





彼も吹き出しそうになりながら、携帯をいじっていた。



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