オタク時々風俗嬢
恋を知った私は、
高校からたくさん恋をした。
甘くて苦いナンタラジャムみたいな恋。

そして気がつく。
私は意外ともてる部類なんだと。

そして私は忘れていく。
自分がオタクだという事実を。

漫画もよまなくなった。
大好きなキャラをみつめることも無くなった。


彼氏と彼氏の間は空かなかった。
別れた次の日には、
新しい彼氏。

特にヨシと別れては付き合って、
ヨシのことは心底すきだったからこそ、
別れた瞬間、
新しい恋で時間をうめた。

そんな典型的な馬鹿な恋愛。

毎日繰り返し。

気がついたら、
私はクラブで働くホステスで。

それでも、その状況はかわらなかった。

恋愛中毒。
それがピッタリだった。

そして私はヨシとダラダラ続いたまま、
彼と出会う。

マサだ。
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