オタク時々風俗嬢
マサと初めて会ったのは、
ゲームのオフ会だった。

私はというと、
その時、またどうしようもない恋愛をしていて、
珍しく新しい恋愛に逃げずに、
ゲームに逃げていた。

ネットゲームだ。
オタクの世界へ再びようこそ☆

私が仲良くなった人たちは、
よく会って遊ぶようだった。

マサがその幹事をした時、
私はそれに呼ばれていくことにした。

でも私ときたら、
全く興味がない人だから、
電話番号を交換したくないなんていいはった。
らしい。

でも、そのことは、実は覚えてない。


もちろん、
自分がモテルということを高校で気付いた私は、
かなりの傍若無人っぷりで。
さらにはクラブのホステスとして人気があったからこそ、
度をましていた。


マサに、
電話番号を教えなかったのは、
多分興味がなかったからだ。
と思う。

彼氏がよく変わる私は、
自分が気に入った男の子は、
自分の次の恋愛候補として仲良くしていたからだ。

マサは私、
サチコにとって、
戦力外通告をされていたというわけだ。
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表紙・目次

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