モンブラン


かわいい顔しといて良かった。


僕は弟よりも貫禄ある顔立ちで、性格も生意気やから

ちょっといつもよりもかわいい顔で写真に写ってみた。




僕はモルモットっていう動物で、

僕は今のおかあちゃんである「reY」っていう人の家に行くことになった。





僕は泣いた。


だって、


ママのおっぱいもっと飲みたかったし・・・・・・


兄弟3人でずっと追いかけっこしていたかった。




見知らぬ人間の所へ行くなんて

嫌や。


怖い。


僕のこと

どうするつもりなんやろう。





お別れの日が近付いた。




「ぐってぃー君、そろそろお別れだよ」



僕は抱っこされて

段ボールの中に入れられた。



めっちゃ泣いた。



キュイーーーーーンって大きな声で。



パパとママに助けて欲しくて。





段ボールの隙間から弟が見えた。



僕の視線に気付いた弟は

僕に近付いてきた。



「にいちゃん、どっか行っちゃうの?」


「大阪っていうとこに行く。でも、はなれてても

 僕とお前は兄弟やからな。元気でな!!」



何やわからんけど

弟の笑顔を見て僕は安心した。



いつかまた会えるような気がした。




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