『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』

意識してコースを変えるのもなんだか悔しい気がして、

そのまま走って陸渡のアパートを通り過ぎた。


ちらっと部屋を見上げてみると・・・

カーテンが閉まってる。



・・まだ、寝てるんだ。



気づけば陸渡のことを考えてる自分がいて。

これじゃあ、なんのためのランニングかわかりゃしない。


雑念を振り払おうと、私はペースをあげた。



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