『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』



いやだ、陸渡に泣き顔みられるなんて。



私は、顔を伏せたまま、

陸渡の横を通り過ぎた。


陸渡の顔は見なかったから、どんな呆れ顔をしてるかわからないけど。

これで、陸渡も、こんな面倒な女に二股かけようなんて

思わないに違いない。


早くこの場を去りたくて、

全力疾走した。



なのに・・・。






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