『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』
⑦俺様に当たって砕けろ
「おはよ、七海。
七海?」
花音が私を呼ぶ声で、はっとした。
そっか、ここ学校だった。
「やっぱり、ユカリさんのこと気にしてるの?」
「そんなことないって!
私たち、もう終わったし」
そう、
終わったんだよね。
言葉にすると、
なんか、胸に突き刺さってくる感情があって。
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