『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』

そんなこんなで、

あいかわらずの私と陸渡は、

それでも二人で街をぶらぶらと歩いていた。


陸渡がケラケラと笑ってくれたから、

キスした気恥ずかしさから、

ギクシャクなることもなく、


パンチして悪かったって

罪悪感にとらわれ続けることもなく--。



って、

まさか、陸渡ってば、

そういうの計算して、私をからかったわけじゃあないよね?



・・・まさかね。






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