『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』

『それならなおさら、会って話さないとね。

正門で待ってるから』



なんつ~強引な男だ。

さすが陸渡の兄だけのことはある。



にしても・・・

まさか、体で払えとか言われないよね?



一抹の不安を抱えてしまった私は、

もう一度財布の中を覗くけど。


ひゅるるるる~・・・。


財布の中は、冬の木枯らしが吹き荒れるようなお寒い状況だ。

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