『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』
陸渡の胸の中で肩を震わせて笑っている私に、
陸渡の必殺500円眉間シワが炸裂。
「てめぇ、俺の言葉を信じてねぇな」
って、私を脅すどすのきいた声。
けど、
私は、ちっとも怖くなんかない。
「信じるよ、陸渡の言葉!」
「なんだぁ?だったら、なんで笑ってるんだ」
信じてくれといいながら、
私の言葉を信じるつもりはないようで。
しょーがないから、種証しをしてやるか。
顔をあげて、陸渡の目を見た。