『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』

陸渡は眉間のしわが新記録を更新しそうな勢いで

深くなってるし、


圭輔は、世界があと24時間で終わりです、って

宣言されたくらい暗~い顔してうつむいてるし、


私は紫さんにエネルギーを吸い取られた感じで、

妙に疲れちゃったし、


花音は・・。


「なんか、すごく個性的な人だったね。

美人なのに気取らなくて、

幼馴染って聞いてたから、

てっきり高3だって勘違いしてたよ」


って。


確かに!

私も、そう思ってた。


紫さんは、美人だけど、

男の人が好きそうなかわいい系の美人だから、

私たちとおなじ年って言っても

通用しそうだ。





< 351 / 404 >

この作品をシェア

pagetop