『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』
私はもう一度寝ようか迷ったけど、
せっかくだから起きてランニングに行くことにした。
やっぱり、私は、
走るのが好きみたいだ。
周りの景色をびゅんびゅん追い越すと、
次第に、疲れよりも爽快感が増してくる。
この瞬間がたまんないよね~。
しばらく行くと、陸渡がバイトしていたコンビニが見えてきた。
今日はいるのかな?
でもあの日は休みだからいたんだよね。
いないだろうとは思いつつ、
少しの期待が湧いてきて、
そおっと中を覗いてみた。