『勧善懲彼(かんぜんちょうかれ)迷惑な俺様彼氏』



なに?なんか、いつものふざけてる感じと違って・・・怖い。



「何よ!」


いつもみたいに、強気に出てみたけど・・・



やだっ!何か言ってよ?



陸渡の黒い大きな瞳が、私のほうをじっと睨んでる。

その真摯な目に捕らえられて・・、

私は、目を逸らすことができない。



やっぱり、怖いよ!



「圭輔が・・・いいのか?」


お腹に響くような低い声。






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