◆LOVERS◆ 大人の恋の短編集

結局、1週間が過ぎて1ヶ月たっても茜は俺の彼女のままそばにいた。

期限の日、茜は俺に自分の気持ちを告げてくれた。

「私と付き合うのは辛い事もあるかもしれない。
でも後悔だけはしないで欲しいの。私も決して後悔しない。
生きている時は今しかないから、私、自分の気持ちに素直になりたいの。
……私も晃が好きだった。ずっと…」

茜の言う後悔が何なのか俺にはわからなかったけれど、正式に俺の彼女になった事に有頂天になっていた俺は、茜を大切にしたいと強く思った。

絶対後悔なんてしないしさせないから。

そう、自信たっぷりに言う俺に、茜はよろしくお願いしますと頭を下げた。


こうして茜は俺の彼女になった。


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