Spiral Love *桜の下でまた逢おう*
朝日がまぶしくて、目を何度かしばたたかせながらゆっくり開ける。
見慣れたアパートの天井。
えっと・・・
あ!
横を見ると、そこにはいつも見てるコルクボードが日の光を斜めにうけているのがみえた。
「元・・・・・・?」
そこにいるべき人がいなくて、
私は半身を起こした。
「元?」
台所にも、どこにも元はいなくて。
私が良く寝てたから起こさずに帰ったのかな、なんてその時はまだのんきに考えてたんだ。