アメ玉
健ちゃんはアタシに背を向け、
自分のスクバをガサゴソと
探り始めた。
??????????????
アタシのハテナは増える一方。
「これ・・・やる・・。」
健ちゃんは肩越しに何かを
投げてきた。
アタシは落とすまいと
すかさずキャッチ。
それは、可愛い袋にお菓子の
詰め合わせが入ったもの。
「健ちゃん・・コレ・・・」
「お返しだよ」
健ちゃんはまだ、
アタシに背を向けたまま言う。
ウソ・・・・・・・・。
今起こったことが、
信じられなかった。
健ちゃんがアタシに、
お返しをくれた・・・・・?
夢のような話。
夢・・・なのかな・・・?