アメ玉
出会い
入学式が終わり教室に戻る。
自分の席に着こうとしたとき、
ある男子が目に入った。
その男の子は1列目の1番前の席で、
アタシと同じくらい背が低かった。
・・誰かに似ている・・・。
誰だっけ・・・。
あっ!
思い出した!たっちんだ!
たっちんってのは習い事での友達。
歳は1コ下で6年生。
ちょぉカッコイィって
ワケじゃなかったけど、
その男の子がとても印象的だった。
えっと・・・名前は・・、
アタシは名札を見る。
「秋野 健斗(アキノ ケント)」
と書いてあった。
-この先、アタシはこの人に
恋してしまうなんてこの時は
思ってもいなかった。-
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