Black world sky
「…まぁ、服装の事は置いといて、盗賊って実際にはどんな事が出来るんだ?」


 そこからメグの有効活用方法を考え直さないといけないからな。

 メグはウエストポーチから二本の小さなナイフを取り出した。


「私はこれを使って相手を斬る事しか出来ないけど、ベテランになったら投げナイフが出来たり、ナイフ以外の武器も使えるようになるの」

「へぇー…」


 メグはナイフをウエストポーチにしまった。


「それで盗賊は全ジョブの中で一番素早くて、攻撃をされても魔法攻撃をされても、そのほとんどを楽によけれるんだって」

「ふーん…」


 俺様はそう言うと、腰から剣を抜き、それを素早くメグに斬りつけてやった。




 …メグは俺様の攻撃を目にも止まらぬ早さでよけた。

 
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