Black world sky
「ありがとう…アレフィー…」


 女神は天使のように微笑んだ。さっきの血の涙が嘘のように…

 …何だコイツは。その笑顔の裏に底知れない黒さを感じるぞ。

 女神は急にハイテンションになり、馴れ馴れしく俺様に話しかけてきた。


「ねぇねぇ!早速なんだけどアレフィーに渡したい物があるの!」

「世界?」

「世界じゃない!」


 何だ世界じゃないのかよ。


「ほら!これあげる!」


 女神から柄が青色の刀幅が細いフルーレのような剣を渡された。刀の部分が青く輝いていて神秘的だ。


「異世界へはあの鏡から行けるんだけどね…」


 女神が祭壇の近くにある大きな鏡を見る。

 
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