イチゴ味の恋


「えーこんな半端な時期だが転校生だー。」




教室中が盛り上がり、男だろうか女だろうか
とさなざまな想像がくりひろげられる




「静かにっ!!・・入ってきなさい。」

「(どんな人だろー?)」




周りとは裏腹に私は運命の人を少しだけ期待した



      ガラガラガラッ







入ってきたのは、金髪に耳にピアスを付けていてズボンは腰パン、目はつり目、鼻は高くていかにも喧嘩してました的なオーラがある男だった



「(怖そう・・・・・。)」






「佐倉陸斗(さくら りくと)だ。みんな仲良くするよーに!」


ぺこっ


佐倉陸斗はおじぎであいさつをすませた




「えっとーあいてる席は・・花咲っ!お前の隣だ!とりあえずお前がおしえてやれ。」




えぇー!なにその少女漫画的なシュチュエーションは!
他にもあいてる席あるのにっ!(泣)



「はい・・。」


私はあきらめが混じった返事をかえした




< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop