イチゴ味の恋
「えーこんな半端な時期だが転校生だー。」
教室中が盛り上がり、男だろうか女だろうか
とさなざまな想像がくりひろげられる
「静かにっ!!・・入ってきなさい。」
「(どんな人だろー?)」
周りとは裏腹に私は運命の人を少しだけ期待した
ガラガラガラッ
入ってきたのは、金髪に耳にピアスを付けていてズボンは腰パン、目はつり目、鼻は高くていかにも喧嘩してました的なオーラがある男だった
「(怖そう・・・・・。)」
「佐倉陸斗(さくら りくと)だ。みんな仲良くするよーに!」
ぺこっ
佐倉陸斗はおじぎであいさつをすませた
「えっとーあいてる席は・・花咲っ!お前の隣だ!とりあえずお前がおしえてやれ。」
えぇー!なにその少女漫画的なシュチュエーションは!
他にもあいてる席あるのにっ!(泣)
「はい・・。」
私はあきらめが混じった返事をかえした