イチゴ味の恋



声をかけた主は陸斗くんだった

「ふぉぉうっ!」


いきなり声をかけるもんでびっくりした。普段無口なのに・・
まぁ普段って言っても一日しかいないけど




「そんなにおどろかんでも・・。」

「ご、ごめん。いきなり声かけられたからびっくりしちゃったー!えっと、それでなにか
 用事?」

「校内案内してくんない・・・?」

「へ・・・?」




校内案内してくれって頼むのになんであんなに怖い顔してんの!!

もっとさわやかにいえないんですか((泣



「私でいいんならいいよ^-^」

「わりぃ・・・。」







「ここが音楽室で、そのとなりが図書室ねー。陸斗くんおぼえた?」

「・・・無理。」







うわーめっちゃ悩んでる顔してる!こんな顔もするんだ・・・










「・・・イチゴはなんでこの学校に入ったんだ?」

「んー?運命の人がね、この学校に入りたいって言ってたから。」

「へぇ・・・。」

「苺のにおいがする人だよーって言っても五歳の時の話だけどね。」




・・・うわっまた語っちゃった!!
ぜったいひかれるよ・・・





「がんばれよ。」



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