幼なじみは先生


「真白♪」

教室に入ると杏があたしの元にきた

「あ、おはよ!」

とりあえず挨拶

「おはよ!!」

杏があたしに微笑む

あたしはそのまま自分の席についた

「杏‥昨日はありがとね」
「いいって!それより‥‥」

そこで言葉を詰まらせ少し頬を赤く染めた

「どうした?杏〜」

手を杏の瞳の前に揺らす
「それがさ…その」

な、なんだ?
杏が…杏が…いつもと違うっ
明日は台風?!←失礼よっ

「せ‥んぱいにカラオケ行かないかって…言われて…」

そこで頬を真っ赤に染めた

「すごいじゃんっ!んで、どうすんの!?」

興奮するあたしは口元が歪む

「あのさ…真白もきてくれないかな?緊張するし…」

「え?いいの?杏がいいなら行くけど…」

「ありがとっ!はぁ‥良かったぁ‥」

杏がそう言ったと同時にドアが開かれた

「うわっ、先生来るの早すぎっ」

杏は小声でそう言うとそそくさと自分の席についていった
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