幼なじみは先生


「れれれ連!!?」

顔が熱くなる

み、みんな見て…!!

『保健室、行くぞ』


そう言うと連が使っていたタオルを鼻にくっつけた

「でも汚れて…」

『そんなんいーから使え。汗くせーと思うけど…』

そう言うとあたしをお姫様抱っこしたまま保健室まで走った


ガラッ


『失礼します!』

「あら、どうかしたの?そんな慌てちゃって」

奥から先生がひょこっと顔を出す

先生はあたしを見ると驚いた

「大丈夫?!ジャージが血だらけじゃない!その椅子に座りなさい」

連があたしを椅子に座らせる

「ありがと…」

あたしはそう言うとタオルをぎゅっと握った

「しばらくそのまま下向いてね?鼻血が止まったら言って頂戴。私は今職員室行くけど…すぐに戻るから」

先生はそう言うと保健室から出て行った

保健室にはあたしと連。
二人だけ…

なんか気まずい…??
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