幼なじみは先生

そんなことから創也さんの彼女の話をしたりで盛り上がっていった




「杏…、何であんなこと」
アスファルトとコツコツと歩く

「何でかな?分かんないけど…聞いちゃってた!あーあ、先輩の彼女って…いい人なんだね」

杏…辛いよね

泣きたいよね

けど…

「何言ってんの!そんな弱音吐かない!頑張って!」

あたしは力一杯笑った

「…そうだよね!うん、頑張るね!」

「おう!頑張れ」

ガッツポーズをする

「あ、じゃあ、あたしこっちだから。また明日ね!」

「うん!またね」

杏が前を向いて歩く

後ろ姿から何か輝いた雫が落ちていた

杏、いっぱい泣きな

今までの涙で何て足りないよね?

我慢しなくていいよ

泣いて泣いて泣いて泣いていいから


杏の涙は何か決心をした涙に見えた…


あたしは前を向き家に向かった
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