幼なじみは先生
ブラウン色の彼と。
「ただいまぁ〜」
靴を揃えてリビングに向かう
「おかえりー!真白!」
お母さんがニコニコと微笑む
その微笑みがやけににやついてる
「な、何かあった…?」
「うふっ‥晃くんから電話があったわよぉ♪」
うふって…
ん?いっくんから電話?
「電話?」
「そおよぉ♪」
そう言うとキッチンに姿を消した
いっくん、どしたんだろ…?
あたしはとりあえず携帯から電話をかけた
プツッ‥
「あ、もしもし!伊藤真白です!さっき電話くれたでしょ?どうかしたの…?」
『あぁ…あのさ、土曜、暇?』
携帯を持つ手がプルプル震える
も、もしかして"デート"ってやつのお誘いですかぁ〜!?
ど、どうしよっ
「ひ、暇ですけど…!!」
平然さを保つ
『そっか、…じゃなっ』
プープープー…ッ
そこで電話がキレた
……な、な、な、な!
ガクンと床に膝を落とす