幼なじみは先生
"デート"じゃなかったのぉ〜!?
瞳が潤う
「いっくんのお馬鹿〜!!」
あたしはただ一人ぽつんと叫んだ
「あら、真白どうしたの?そんなとこに座り込んで…」
お母さんが不思議そうにあたしを見つめる
「そういえば、晃くん何だって?」
「いっくんなんてもういいの!」
あたしはそう言うと拗ねながら部屋まで走った
いっくん何て知らないっ
そりゃぁ…あたしも勝手に思い込んで悪いけどさぁ…
あたしはクッションに顔を埋めた
はぁ…
クッションから顔を離して窓の向こうを見つめる
漫画みたいに窓と窓が向かいあってる…なんてことはないけど一つ向こうにいっくんの部屋の窓がある
あたしは窓を開けて一つ向こうにある窓を見た