幼なじみは先生
それから日にちがたち、土曜になった
「…ぅ…」
瞳を開けると日差しが窓から差し込み眩しい
ん?ほっぺに違和感がするような…
気のせい…
「かっ…!!」
バッと毛布を払う
「なななななっ!い、な、んで」
驚きで眠気が一気に覚めた
『あ、おはよ』
いっくんが当たり前のようにあたしを見つめる
「じゃなくて!なんで‥あたしの部屋に」
『出掛けるっていったろ』
そう言うとフッと笑った
ポカーンと口を開ける
そ、そうだった!
「けど、今何時と思って…」
時計を見上げる
………………
はい、12時でした
「す、すいやせん。すぐに準備します」
ああ…昨日眠れなかったからだな…
あたしはそう思いながらクローゼットを開けた
ハッといっくんを見る
「あ、あの…」
『何?』
平然とこたえるいっくん