幼なじみは先生


ザバーンッ…


「うッわ〜!」


一面に広がる青い海を見てはしゃぐ


『久しぶりかもな、海くんの』


そう言ってあたしに顔を向けた

コクリと頷く


そうしてまたいっくんは海を見つめた

あたしは海を見つめるような素振りをしながら気づかれないようにいっくんを見つめた

澄んだ瞳に太陽の光が反射してキラキラと光を放っている

綺麗…

そんなことを思いながら今までにあった出来事を思い返した


砂浜にゆっくりと腰を下ろす


色んな思い出が頭の中でさまよう


あたしはひとつひとつゆっくりと思い返した


そんな時、いっくんと目があった

「え、あ…」

『もう腹減ったし、寒くなってきたから帰るか』
「え?」

空を見上げる

て、もう夕日が出てるし
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