幼なじみは先生
揺れる、心。


『ん。飲めよ』


そう言って渡されたミルクコーヒー。


温かい…


「ありがとう」


シーン…


雨に濡れた葉っぱが雫を垂らす

雨はとっくに止んだ

通り雨だったのかな…?
「ごめんね。さっきは取り乱して…」

『別に、いーから』

連はそう言ってミルクティーを一口飲んだ

「あたし、振られたの」

連は何も言わない

「その人、あたしの初恋の人だった。」

『うん』

「愛してた、大好きだった。ううん、今も好き、愛してる」

『…』

「何でこんなに好きになっちゃったんだろう…」
いっくん

どうしてなの…?

お願い…戻ってきて

連は黙ったままだった


「連…?」
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