幼なじみは先生
教室の前に立ちはだかる
ドクンドクン…
教室からは英語が聞こえる
「ラッキー…」
英語の授業担当の先生は学校内で鈍くて天然と噂の男の先生だ
そろりそろりとドアに手をかける
今だ!!いけ自分!
あたしはゆっくりと扉を開けた
よし、バレて…
思いが途切れる
目の前に立ちはだかる先生
うそーん!
何故ここへっ!!
先生と視線がぶつかる
周りからは生徒多数の視線を注がれています
すると先生はあたしを見て予想外な言葉を言い放った
『いないと思ったらまだ遊んでたのか?でもそういう時は誰だってある、大丈夫だ。うん…!青春だな青春!さあ席に戻れ♪』
…………先生。貴方は色んな意味で凄いです…
「あの、あたし遅…『どうした?腹でも痛いのか?保健室行くか?』
「いえ…大丈夫です」
話にならねえ…
あたしはとぼとぼと自分の席に腰を下ろした
遅刻してないってことになってるけど…
喜んでいいのやら…。
なんて事を思いながら英語の授業に加わった