幼なじみは先生
予鈴が鳴って号令を掛け終わると杏が近づいてきた
「真白遅刻でしょぉ?気をつけなよ!でも石崎先生の天然っぷりヤバかった、あれはうけるね。うん」
「てか、先生は凄すぎる、鞄バッチリ持ってたのに」
あたしがそう言うと杏は笑った
「あ。今日って移動授業じゃん、体育やるらしいけど、何か野球やるらしーよ女子は。男子も野球で対決」
んな、馬鹿な。
「男子と野球なんて断然男子が勝かと、てか何故女子までもが野球?…ま、いいけどさ。」
そんなことをぶつくさ言いながらジャージに着替えてグラウンドに向かった
あたし達が来ると先生が野球の説明をし始めた
しかも勝った方には明後日で期限が切れるカラオケの無料券
なんつー先生なんだ!!
その言葉を聞いた男子達は…燃えていました
お願いだから本気は出さないでほしいよ
そんなこんなで試合が開始された
女子が先行でボールを打つのが先になった
一番の女子、頑張れ!
『いくぞぉっ!!』
白倉くんの目はもの凄く本気で燃えている
「え‥もしかして」
『ストライク1!!』
ボール投げんの速すぎっ!!見えませんでしたよっ!!
やばい‥焦るな