幼なじみは先生


予鈴が鳴って号令を掛け終わると杏が近づいてきた


「真白遅刻でしょぉ?気をつけなよ!でも石崎先生の天然っぷりヤバかった、あれはうけるね。うん」


「てか、先生は凄すぎる、鞄バッチリ持ってたのに」

あたしがそう言うと杏は笑った

「あ。今日って移動授業じゃん、体育やるらしいけど、何か野球やるらしーよ女子は。男子も野球で対決」

んな、馬鹿な。

「男子と野球なんて断然男子が勝かと、てか何故女子までもが野球?…ま、いいけどさ。」

そんなことをぶつくさ言いながらジャージに着替えてグラウンドに向かった


あたし達が来ると先生が野球の説明をし始めた

しかも勝った方には明後日で期限が切れるカラオケの無料券

なんつー先生なんだ!!

その言葉を聞いた男子達は…燃えていました

お願いだから本気は出さないでほしいよ

そんなこんなで試合が開始された

女子が先行でボールを打つのが先になった

一番の女子、頑張れ!

『いくぞぉっ!!』

白倉くんの目はもの凄く本気で燃えている

「え‥もしかして」

『ストライク1!!』

ボール投げんの速すぎっ!!見えませんでしたよっ!!

やばい‥焦るな
< 179 / 402 >

この作品をシェア

pagetop