幼なじみは先生
「ごめ‥ッ…真白…頭」
そう言ってまた笑う杏
「え?頭?」
ポケットに手を突っ込み鏡を取って頭を見てみた
…ヤバいね☆
「草がぁッ」
髪の毛に何本も草や木の棒がささっている
最悪だあ〜ッ(汗)
杏と瞳が重なりあう
「プッ…ハハッ」
あたしは杏としばらく笑い合った
「帰ろっか」
「そうだね…」
言葉は通じ合わなくても
心が通じ合ってるから言葉にしなくてもちゃんと伝わったよ
今だって辛い…でしょ?
胸が痛いよね
直ぐに守れなくてごめんね
泣きたいならないていいからいつでも腕を貸すよ
「夕日…綺麗だね」
自転車を見つけて坂を登って歩いていると杏が呟いた
杏の見つめる夕日に瞳を移す
「そうだね」
あたし達はそのまま帰っていった
夕日と共に…。