幼なじみは先生
『そう、小林連。ソイツだ。で、お前が小林の女。だろ』
「違う!何であたしが連の彼女になるわけ?」
あたしは城崎とかいう男の腕を払った
『そうだとしても、小林はお前に惚れてる』
「何で惚れてるってなるの?」
『小林が笑ったから』
え?それだけで何で…
『アイツは今まで一度も笑ったことがない、人の前で。でもお前と二人の時は笑ったし』
「そんなの‥分からないじゃん!」
あたしはそう言って出口に向かって走った
ドアのノブに手をかける
ガチャッ…
あれ?開かない…?
『ハハッ…開くわけないじゃん。俺が鍵閉めたし』
一歩一歩数名の男子が近付いてくる
あたしはじわりじわりと少しずつ後退った
何で…こんなことに
カタカタと足が震えてよろけそうになる