幼なじみは先生
『おい隆一、小林に電話かけてここに来させろ』
『分かりました』
そう言って一人の隆一とかいう奴は携帯を取り出した
連がこんなとこにきたら、…間違いなくやられるんじゃ‥ないの?
あたしは反射的に隆一という男の元へ突進していた
ガシャンッ…と携帯が落ちる
『ッ…何すんだ!!この女!』
床に倒れ込んだ体を起こす
「そんな卑怯な手なんて使ってないで真っ正面から挑みなさいよっ!連を呼ぶならあたしを通してからにして!!」
キッと男を睨み付ける
『てめぇ‥』
「な、何とか言ってみなさいよ!卑怯者達!!」
あたしのその言葉にキレたのか男があたしの元へ来て首元の襟を掴んだ
「ッ…」
『マジでやられたいらしいな…くそ女が』
バッと床に突き飛ばされる
「ッ…」
数人の男があたしの周りを囲んだ状態になった
そんな時、携帯が鳴り響いた
あたしは携帯を素早く取り、通話ボタンを押すと叫んだ
相手なんか誰でもいいから…助けを求めた