幼なじみは先生
あたしはクラスの友達と言葉を交わしながら席に着き、腰を下ろした
チラッと隣の席に目をやる
来て‥ないか…。
連、やっぱりまだ…治ってないのかな…?
あたしが捕まれられなかったら‥連は…助かってたのに……
罪悪感がまだ心の中から消えない
ごめんね‥連。
せめてお見舞いに行きたいけど、どこにいるか分からないし…
「はぁ‥」
溜め息を一つ吐いて窓の外へと瞳をやる
ふわりふわり‥と小さな真っ白な雪達が空中を踊る
地面に落ちては消えて‥
あたしの心もあの雪みたいに溶けて、消えてくれればいいのに…
不意にそんな思いが横切った
それと同時に教室のドアが開く
ガラッ…