幼なじみは先生


『何で‥』


確かにそう聞こえた


瞳を見開いてこちらを見ていたが直ぐどこかへ行ってしまった


「もう、何て態度なのよ、アイツッたら‥ごめんね」

彼女は申し訳なさそうにこちらを見て言った

連のお姉さん‥なんだろうな

「いえ、全然平気なんで」
「そう?じゃ、手当てするから部屋入って、汚いかもしれないけど‥あ、その椅子に座ってね」


椅子に腰を下ろして辺りを見渡す


綺麗な家だなぁ…


すると奥から彼女がシップを持ってやってきた

「ごめんね。氷もあるけど‥使う?」

「いえ、いいですよッ…そこまで大したことないし…」

本当にごめんなさいね

そう言って彼女はシップをあたしのオデコに貼った

随分目立つけど仕方ないよね

「ありがとうございました」

ぺこっと頭を下げて顔を上げた

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