幼なじみは先生


「それより…フフッ」


彼女はそう言うと怪しく笑った


それに冷や汗が出そうになる

「な、何ですか?」

「連の彼女なの?連たら家に一度も女の子連れてきたことないから。ッてあたしが連れてきたのか」
彼女はそう言ってアハハッ…と笑った

それにあわせて苦笑いを浮かべる

「連のお姉さんですよね?」

ぎこちなく聞いてみると彼女は目を見開いて驚いた表情をした

「今、連ッて言った!?」

あまりの迫力に思わず後退る

「凄いわ…一度もそんな連を呼び捨てなした女の子いなかったし。むしろ怖がって近寄らなかったしね…」


そうだったんだ…

あたしだけ……


「ちょっと質問に遅れたけど、そう。アイツの姉をやらせてもらってる亜季よ。よろしくね」


「ま、真白です」


「それよりアイツ待たせてるだろうし行ってあげて、二階の一番奥の部屋がそうだから…じゃ、あたしは下にいるから襲われそうになったら言ってね♪」


襲われ…

その言葉であの出来事が蘇った

思い返すだけで身震いしそうになる


それからお姉さんに誘導されて連の部屋の前まで来た
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