幼なじみは先生
"好きだ"
あたし…告白されたんだ…
どうしよう…断るなんて、出来ない
悲しくなった表情なんて見たくない…
涙がこぼれ落ちそうになる
いっくん…
何度も彼の名前を心の中で叫んだ
ガチャッとドアを開けて家の中に入る
「ただいま…」
『お帰りー!真白♪』
「真白お帰り!」
お父さんとお母さんが出迎えてくれた
少し笑みを浮かべる
『どうかしたのか?真白』
お父さんはそう言ってあたしを見た
「何でもないよ。それよりお父さん、今日は帰ってくんの早いね」
『ちょっとな』
「パパ、夕食作るの手伝ってね♪」
今から話が長くなりそうだから自分の部屋に戻った
「はあ…」
溜め息を一つ吐くと窓を開けた