幼なじみは先生
「あ、真白ー!!!」
杏が大きく手を振ってあたしを呼ぶ
「おはよっ!」
あたしはそう言って杏の所まで歩み寄った
「それより、すみれ?」
杏に聞いて、辺りを見る
「あ、すみれん?もう少しでくると思うよ。あ!」
杏がまた手を振る
杏の目線の先にはすみれがいた
「すみれ!こっちこっち!」
すみれはあたし達に気づくと走って来た
「すいません!遅れました!」
頭を下げながら手を合わせる
「いいッて!顔を上げて」
あたしはそう言って笑みをもらした
「じゃ、バス乗ろうか」
杏のその一言でちょうど来たバスに乗り込む
お金を払うと立って遊園地まで乗った
「あたしなんかで本当に良かったんですか?」
「何言ってんの、自分に自信持って!」
杏はそう言うと
あ、着いたよ
と言って、バスからおりた