幼なじみは先生
キミの背中に、"すき"
―――――
――…
「行ってきます」
「行ってらっしゃい!」
ドアを閉めてマフラーを首に巻ながら1人で歩いていると杏と合流して一緒に登校した
色々な思いを抱えながら教室の前に立つ
今日、連…来てるかな?
ガラッ‥
自分の席に瞳を床に向けながら歩む
やっぱり今日いない‥よね?
なんてことを思いながら隣の席をそっと見てみた
「え…」
本を片手にあくびをする彼。
『はよ…』
「……」
視線をゆっくりと自分の席の机に向ける
今、いたよね?
学校……
「来たんだ…」
てかあたし、あまりにもびっくりしすぎて「おはよう」って言ってなかったし‥‥!
でも今更言えないし‥‥
それに…
ちらっと横を見る
その瞬間、偶然にも目線が重なった
ドクンッ
告白されたし気まずいよっっっ!