幼なじみは先生
『これは………』
そう言っていっくんは次々にひとつひとつ丁寧に教えてくれた
分かりやすいっ…!!
そしてやっとのことで数学のプリントが終わった
「いっくん、ありがとうねっ分かりやすかった」
え…
ドキュ〜ンッ
どうしよ…いっくんと顔が近い…
あたしはパッと違う方向を向いた
「ごッごめん」
『別に…』
ドキドキ
まだ鼓動が高鳴り続ける
「あぁッ」
あたしは時計が目に入り思わず声を上げた
『ん?どうした?』
あたしは時計を指差す
それを見るといっくんも顔が歪んだ
『ヤバい…』
「うん、本当にね
ってそんなこと言ってる場合じゃなーいっ
遅刻する ってかしてるよ」
すると、いっくんがあたしの手を握った
え…?
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