幼なじみは先生

ギシッ…

『ん…』

ビクッとその場から思わず後ずさる

スー…

聞こえてくるのは、寝息だけ…

何だ…起きたんじゃ、なかったんだ

ホッとして肩で息を吐く

「ふぅ…」

良かったぁ‥"好きだよ"なんてこと、聞かれてたら‥‥

なんてことを思いながらまた息を吐いた

時計を見てみると、9時半過ぎ…

タオル…もう温かいかな?

そっと近づいて前髪をサラッとどかすとタオルを触ってみた

「もう熱くなってる…」

タオルとボール取るとまた一階に降りて氷水を取り替えた

蛇口をひねってタオルと氷水を入れたボールを持ち、二階に上がる

ガチャッ

テーブルに置き、タオルを取って絞るとまたいっくんのオデコに乗せる

それから何回かそれが続き、ストーブをつけたりしていき時間が過ぎていった

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