幼なじみは先生


ガチャッ…


「いっくん、具合良かったら…これ食べてね」


そう言ってケーキの入ったお皿をテーブルに置く

『サンキュ』

すると、いっくんが前に座ってきた

『頂きます』

食べてくれるんだ…

「い、頂きます」

フォークを手に持ちケーキにさすと一口食べた

前の方を見てみる

『うまいな』

無邪気に微笑みながらあたしに言ってきた

トクンッ…

カアアッと顔が熱くなる

すると頭を前からクシャッと撫でられた

良く、あたしにする行為
これが…凄く好きなんだ…

「髪の毛グシャグシャになるじゃんか…!」

なんて言ってムッとする
これは恥ずかしさを隠す言葉…

『はいはい』

いっくんはそう言うとまたさっきみたいに顔をクシャッとして笑った

この笑顔がまたあたしの鼓動を揺れ動かすんだ…
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